トランペット
柊と陽ではなく私の話です。
ブランク約20年を経て、少し前からトランペットの練習をしています。練習を始めたきっかけをここに残しておこうかなと思います。
学生時代
トランペットを始めたのは小学4年生の時です。音楽が好きで器楽クラブに入り、何となく格好よく見えて始めたのがきっかけです。たまたま運よく初めから音が出て、楽しく練習していくうちに高い音も出るようになっていき、はまっていった感じでした。
中学校でも迷わず吹奏楽部に入部。中学でもトランペットを吹いていました。勉強よりも何よりも部活!な中学時代でした。
高校でも吹奏楽部に入部しましたがトランペットの希望者が多く、経験年数が長い人から選ばれることになり、私はホルンになりました。ホルンはトランペットより(あくまでも私の感覚ですが)難しいように感じました。今までと勝手が違うから余計にそう感じたのかもしれません。
高校時代の部活もとても楽しかったです。やっぱり勉強より部活💦そんな感じで吹奏楽一筋な生活が続きました。
大学では管弦楽部がありましたが、バイトが忙しくて入部することはありませんでした。結局そのまま離れてしまい…振り返ってみればなんとブランク20年。
子供が生まれた頃から、子供が大きくなったらどこかの市民楽団に入れてもらって、またやりたいなぁと思うことはありました。でもそれは現実になったとしてもずっと先だろうなぁという漠然とした感じでした。
そしてそう思うとき、吹きたい楽器はトランペットでした。ホルンの音は好きだし他にも吹いてみたい楽器があったりもしたのですが、思い返してみて私が一番好きな楽器はトランペットでした。歳を取ってからでも、いつかできたらいいなぁと。
再開したきっかけ
そんな状態から思ったより早く再開したのには色々ときっかけがあったと思います。
子供達がヤマハにはまって、音楽な日々になっていったこと。
とあるご縁で近くの吹奏楽団に所属する人と知り合い、自分ができるときに練習をしに行ける場所があると知ったこと。それも子連れで練習に行ってもOKというのが大きかったです。
そして一番はやっぱり、楽器が置いてある収納庫を掃除したときに何気なく吹いてみたらビックリするくらい吹けなくて、それが自分でもビックリするくらい悔しくて、また吹けるようになりたい!と強く思ったことだと思います😅
これだけブランクがあれば吹けないのは当たり前なのですが、本当にビックリしてしまい、自分でも笑っちゃうくらい悔しかったのです💦
また吹きたい!と思い立っても練習する時間も場所もない。吹奏楽団に、と言ってもこのまま行くのも…な状態。(一番最初に吹いたときはF(←もちろん低いF)のロングトーンもまともにできずだったので)
再開してから
まずはメンテナンスから、と思いお掃除することに。
チューニング管は抜けるのだろうか…とハラハラしつつのチャレンジでしたが無事抜けました。そして抜差管もピストンもスムーズじゃないけど動く!ビックリしつつホッとしました。
グリスやオイル等を一式購入した後は、あんなに大事にしていた相棒だったのにずっと物置に入れっぱなしでごめんね…と思いつつ、解体してお風呂で綺麗に洗いました。
時間が戻っていくような、懐かしい気持ちでした🍀
練習はネットで調べでサイレントブラスを購入してみました。そして小学生のころに使っていた教本を引っ張り出してきて、昔の記憶と感覚を手繰りつつの練習。サイレントブラスをつけて家で毎日30分くらい吹きました。
Fのロングトーンもままならなかったところから、だんだん音が出るようになり、2週間でチューニングB♭のロングトーンが出来るようになりました。
ハイトーンはもちろん全然だけど、とりあえずそれなりに安定して音が出せるようになったかなぁという頃、ひとつ問題が。
サイレントブラスは夜でも練習できることはとてもいいのですが(というか、それができなければ練習ができないし)やはり抵抗感がスゴイ。練習を再開し始めた頃は何も思わなかったのですが、音が出るようになるのに比例して違和感が日々増していきました。
20年もブランクがある自分の感覚を信じていいのかは分からないけれど、でもこんなに楽器から来る抵抗感が強い、オープンと全然違うと思うのに、サイレントブラスだけで練習していて大丈夫なのかな…とすごく不安になりました。
オープンで吹ける場所がほしい、と練習室や楽器OKなカラオケボックスを探してみたりしました。が、色々考えて、近くの吹奏楽団に入団させてもらうことにしました。
子供連れで行く上に、色々な予定と重なりそうでたくさん練習には行けないけれど、それでもOKと言ってくれる、私にとってとても有り難い場所です。ここで吹かせてもらいながら、家でも少しずつやっていこうかなと思っています。
学生の頃、当たり前のようにオープンで吹いていた毎日は本当に贅沢だったんだなと今更ながら実感しました。
昔のように楽譜にhighB♭が出てきても大丈夫、な日が再び訪れるかは分かりませんが…。今できることを無理なく少しずつ、楽しく続けていけたらいいなと思っています。