トランペットレッスン
トランペットレッスン、7~11回目のレッスンメモをまとめました。
柊が作ったアンサンブル曲に関するレッスンがメインの年になりました。
2019.05 初めてのアンサンブル曲レッスン
019.05.03投稿
トランペットのレッスンに行ってきました。このレッスンに通うのも7回目になりました。
今回は柊が作っているピアノとトランペットのアンサンブル曲をお願いしました。ということで時間のうち半分を柊の創作曲について、残りはトランペットについて(基礎的な話)という流れでした。
柊の曲を、ということで本人も一緒にレッスンへ。先生は譜を見ながら、このフレーズはどのようにうたいたいか、曲のイメージ等々を柊に聴きながらアーティキュレーションや吹くときのイメージの仕方をレッスンしてくださいました。
作曲の先生と作っているとはいえ、小学生が作っている曲にとても丁寧に質問したり考えてくださっていました。小さくてもちゃんと作曲者として接してくださることに申し訳ないような…でもとても有難かったです。
後半はトランペットの話で、メインテーマはセッティングについてでした。
以下は自分用の覚書です。
セッティングについて
- マウスピースのカップに対して、歯はどうなっている(ちゃんと開いている)か
→上の歯と下の歯の間に隙間はあるか(指一本くらい空いているように)
→カップの中には振動する唇だけがいるイメージ - 歯で唇を噛んでしまうと振動できる部分が減る、つまり音になるリードの部分が減る
→鳴りが悪くなり、コントロールがしにくくなる
→唇だけの部分が音になる - 自分が思っているより大きく開いて大丈夫
→いつもより大きく開けていると感じて戻そうとすると余計な力がかかる、そんなものだと思っていて大丈夫 - アパチュアが開いているのも大事、そして唇だけの部分がどれくらい存在するかも大事
※実際に吹いているときは顎も動くしアパチュアもそんなに大きくないが、セッティングの段階ではそれくらい空けていてよい
※最初のセッティングでこれらのことがどれだけ用意できるかが重要
ここまでのことを意識して音を出してみる
※セッティングがちゃんとできていれば頑張らなくても勝手に大きな音が出る、トランペットという楽器はそういう風に作られている
息について
- イメージとしてはリコーダーがちょうどよく鳴っているくらいの息で本当はちょうどよい、ろうそくの火が空気が当たっても消えないくらいの量で充分
身体について
- 身体は使っている感がないくらいでOK、腹筋はいらない、使う筋肉は話をするときくらいのレベルで大丈夫
※効率よく、条件が揃えば音は「鳴っちゃう」
ずっとその状態がキープされていればそのままで音は出る、音が出る場所はこれで大丈夫(音域変化はまた別の部署が担当すると考える)
先生のお話の中で印象に残ったのが
という言葉。
多すぎてもダメ…余計に頑張るのは逆効果。
セッティング、息、身体…それぞれについてバランスよく適量に。その組み合わせの上に成り立つのですね。それを頭と身体で理解し、意識しなくても体現するためにするのが練習と研究で、特別なこと、難しいことをできるようにするというのはイメージが違うのだなと。
そしてこんなお話も。
レッスンメモ
- 圧力はそんなに(実際は自分で思っているほど)いらない
- 楽器と奏者との協力体制で音が出る
→自分が鳴らしているわけではなく、楽器が鳴っている - 音の高さと身体は実はあまり変わらない
→ずっとロングトーンの身体の状態のまま、その感覚のまま吹く - どういう音色でどれくらい響かせるかをイメージすることがとても大事
→「トランペットのツボに当たった音にどれくらい近づけるか」
→ラッパはラッパの音しか出ない(強弱が変わっても同じ、素材は変わらない) - できるだけ低燃費で吹くことを考える
→最低ラインが見つかれば、そこが一番やりやすいところ
→そこから音も上がっていけるはず、大きく何かを動かして要素を足しすぎるからできなくなってしまう、頑張るのは逆効果
→使う部分を最低限使うだけ、音域変化はちょっとした工夫
今回もとても大事な根っこの部分について具体的に教えてもらうことができました。
そして帰り道、上の子がこんなことを。先生のお手本演奏にとても感動したようです🎺
特別レッスンに行って来ました🎺
風邪を引いた上に二度寝し…バタバタと向かってしまったけど💧今回も充実した時間でした✨
上の子の自作曲を見て頂くため、上の子と一緒に伺ったのですが。
レッスン室を出た後に「先生、めちゃくちゃうまかったね」と上の子が呟いていました😁そりゃそうだって(笑) https://t.co/ojM3qfWMzk— Kaori🎺 (@Kaori29283580) May 2, 2019
2019.08 アンサンブル曲の合わせ
2019.08.21投稿
トランペットのレッスンに行ってきました。今回で8回目。数えてみると早いような…。
今年度は柊が作っているピアノとトランペットのアンサンブル曲を見ていただいています。
前回は曲と基礎的な話を半分ずつくらいでしたが、今回は曲を。
そして柊の伴奏も入れてのレッスンでした。
新しく作った部分について、前と同じように柊に質問をしながらアーティキュレーションやうたい方について。そして前に戻って最初からおさらい等々でした。
そして最後には私のお願いで先生と柊の通し演奏を。(←私が今後それを聴いて練習したいため)先生はレッスンでお手本を吹いてくださったフレーズはあるけれど、通しはこれが初めての一発勝負。
でもさすが!音が艶々していて引き込まれました✨
本番まで何百回も聴きたいお手本演奏を撮らせてもらうことができました🎶
柊は最初のうちは少々緊張していたようですが、レッスンに付いてくるのは初めてではないこともあってかすぐに慣れたようでした。そして先生とアンサンブルをした際に
とお褒め頂き、とてもとても嬉しそうでした(笑)
普段、自分のレッスンで弾くことについて褒めて貰うことがないので(←作るだけじゃなく弾くことにも興味を持って~と先生に言われています💦)最初にビックリし、その後嬉しそうな表情に変わっていました😁
帰り道でもこんな感じ。私のレッスンの付き添い感覚で来た柊ですが、思いがけず嬉しい日になったようです🍀
今日は荻原先生の特別レッスンへ。上の子が作っているアンサンブル曲を見て頂きました。
初めて本人のピアノと一緒に🎹
いつも作るのはいいけど弾くのが…と、ヤマハの先生に言われ続けている子なのですが💦
先生にお褒め頂き、帰り道は終始笑みが溢れていました(笑)←よっぽど嬉しかったようです😁— Kaori🎺 (@Kaori29283580) August 18, 2019
2019.10 音域変化と音楽的なこと
2019.10.26投稿
トランペットのレッスンに行ってきました。今回で9回目になる荻原先生のレッスン。
今年度は柊が作っているピアノとトランペットのアンサンブル曲をみていただいています。過去2回は柊と一緒に伺いましたが今回は私のみ。アンサンブル的なことではなくトランペット関することをメインに色々教わってきました。
以下は私の覚書です。音を出すときのルーティンを確立するというお話から身体の使い方、音域変化や音楽的なことまで大事な基本をたくさん。その後は曲も少し見ていただきました。
身体とアパチュア
- 身体は常に開く感じ、身体が開こうとしているのをリムが止めている状態
- 音が出たとき、アパチュアは開いている
- ラッパを吹くときは「うー」ってなりたい感じ
→口輪筋を使う、広がりたくて穴ができるけどリムがそれを止めている感じ、リムがあって貼りついているからその中は空いている(リムはストッパー)
→ラッパを吹くときに閉まる要素はない「巻く・引く・押す・噛む」はない、「うー」と開くだけ
息・呼吸
- 身体に入った空気は出るまでに時間がかかる(ガス交換をするのに時間がかかる)ことを頭に入れる
→この間にタンギングの準備を完了しておく(あとは舌を外すだけで音が出る状態にする)これがいつもできれば音を外さないし自信にもなる - 呼吸は仰々しく考える必要はない
→息はもともと肺に入っている、息を吸うことで身体が楽器を吹く状態になるようにする(喉仏が下がって声帯が広がる)、腹筋運動と考えると喉が絞まるからダメ - トランペットの管は伸ばせば長い、そこに息を通す→吸うときより吐くときの方がうんと長い道のり
楽器が鳴ること
- ちゃんと正しい鳴り方をすれば音は大きい、普通に吹くと鳴っちゃうという感じ
- トランペット本来の音は金属的な音、「バーッ」って感じで正解
→これをどう加減して吹くか、想像以上に色々な力が牽制してストップをかけている
音域変化
- ほんの少しのことでピッチは上がる、本当は不要なものでピッチをあげている
→本当に必要なこととは何だろう? - 音域変化はちょっとしたことでできる
→口の中は小さくあまり隙間はない
ここに2オクターブ半が入ることになるので、それをどう使うか
グッと大きく何かを変えているのではなく丁寧さで変える
→口の中は大きくないのでそうしないとできないはず、と考える
そのためにどうすればいいか?を考えることになる - 余計なことをすると音色が変わってしまうので、音域が変わっても音色が同じかを聴く
- 木管はリードの位置を変えたりしないけど音域変化は起こる
→金管も同じでアパチュアは変えない、リムを上手く使う - 音が下がった時に身体を緩めない
→全体の圧力が下がると再度上がれない、音域が下がる時も息の圧力は変えずに空間変化だけにする(ポルタメントで上がり下がりするとき、同じ音色かに注目)
高音域
- 仕組み:身体の中の空気の圧力が上がるとアパチュアを通る息のスピードが上がる→振動数が上がり高い音が出る
- すべきことは「高い」というイメージではなく、息の通り道のどこか一か所を狭くすること
結果が伴えば合っているやり方だと判断
(歯の後ろと上顎の狭さ、舌のほとんどを上顎につけると中央に抜け穴ができる、舌は結構な面積をつけてOKで歯の側面にもつける、ただし舌の先端は絶対に下)
音楽的な話
- 拍にはめるのではなく、フレーズで演奏するフレーズを自由に歌い、そこから拍が生まれるのが良い
→ということは最初から自分の頭に歌を持ってないとできない - 自分が出す音にプライドを持つことも大事「こんな音では許せない」という気持ち、音に対する執着はとても大事、音色を一番気にする
- 自由に、高い音が出るとかバテるとかではなく、それを持つと見えてくるものがあるはず→フレーズ感を持つ、ソルフェージュは大事
- 記譜について:強弱はp,fしかないのでどんな場面でもfはfとしか書けない
→どんなfか?考える
→クレッシェンドも音量大きくするではなく、テンションがあがるとか、視界が開けるとか、そういうことイメージから色々なものを紡ぎ出す
→それと自分のトランペットの音が組み合わさると音楽になる - 丁寧に演奏したい気持ちがニュアンスを生む
レッスンのまとめ
今回何度も出てきたキーワードは
「身体は開く、リムが止めているだけ」
「フレーズ感を持つ」
「どの音域でも音色は同じ、音は均一」
でした。毎回迷っていることや道が見えないことについて、たくさんのヒントと課題を貰ってくることができてとてもありがたいです。
次回は来月。柊と一緒にアンサンブルのレッスンです🎺🎹
2019.11 最後の合わせレッスン
2019.11.18投稿
トランペットレッスンに行ってきました。
今年は柊が作っているピアノとトランペットのアンサンブル曲を見ていただいています。このレッスンに通うのもこれでちょうど10回目。今回はアンサンブルのレッスンということで合わせをメインに見ていただきました。
まず最初に通しで演奏。
その後、先生からは柊に質問が。内容は「場面の切り替わり」について。
という問いに最初は戸惑い答えられない柊。少しずつヒントは出してくれるけど答えは仰らず、じっと待つ先生。しばらく考えた後に柊が
と答えていました。
ちゃんと考えて答えを言えた後は先生が他の例もお話してくださいました。
だんだん画面が白く(黒く)なっていって次のシーンになったり、前のシーンの画像が消えながら次のシーンの画像が出てくることもあったり、色々な手法があるよね、と。
なんとなく進むのではなく、場面が切り替わるところに注目しよう、今の話は映像だったけど音楽ならどうかな?
「間」の取り方はとても大切。そこで聴いている人は「ん?」ってなって注目する。
何事もないかのように次の場面に行ってしまうと、聴いている人は次の場面が少し進んだときに初めてそれが分かる。その時点ではもう場面が変わった最初の方は終わってしまっている…それは勿体ないよね。
他にも次への繋ぎ方、新しい場面への入り方など今回の曲ならどうすればいいかを柊に質問しつつお話してくださいました。
今までも先生のレッスンを見ていて思うのが、小学生の柊に対してちゃんと作曲者として経緯を払ってくださっているということ。子供だから…という感じではなくちゃんとひとりの人として接してくださるのが有難くて凄いなと思います。
これで今回の曲のレッスンは終わりです。
あとはたくさん貰ったヒントと課題を持ち帰り、本番まで柊と一緒に頑張るのみです🎺🎹
2019.12 ウォームアップの確認
2019.12.30投稿
今年最後のトランペットレッスンに行ってきました。
今月上旬にあったJOC(←自作曲を自演するヤマハのイベントです)
ということで、柊はレッスンで一年かけてアンサンブル曲を作っていました。それと同時に私も演奏の準備や練習…ということで、今年のトランペットレッスンはアンサンブル曲の合わせやそれに向けての色々を見ていただいていました。
その本番も無事?終わり…今回は初心に戻ってウォームアップを。JOCに向けて練習をする際に日々ウォームアップをしていて
と感じていた色々を解決していただきました。
使用しているウォームアップ本は先生が書かれたこちらです↓
本番がひとつ終わり、また次に向けての課題を頂くことができて有意義な時間でした🎺