ピアノコンクール
柊が楽器店のピアノコンクールに参加した際の記録です。
ピアノコンクール
2015.07.18投稿
先月のレッスンでコンクールのお話を聞きました。
色々考えたのですが、柊がとても乗り気なので挑戦することになりました。
親としてはどんなレベルなのか、どういう雰囲気なのかとか何も分からないので不安なのですが…。それにあまりに下手だと先生に迷惑がかかるんじゃ…と考えたりもするのですが、先生からお話があったのなら出てもいいのかなぁと。
本人がやる気になっていることだし、柊にとっていい経験になることは間違いないだろうし。負けず嫌いで競争が好きな柊には順番がつく、上手なら次に進めるっていうところが算数オリンピックやそろばんの大会が連想されてテンションがあがるらしいです💦
これをきっかけに練習時間が増えたり上達のきっかけになったり、色々刺激になるといいな。
一次予選&結果
一次予選
2015.09.06投稿
柊のピアノコンクールの一次予選がありました。
初めてのピアノコンクール。どんな雰囲気かもどれくらいのレベルかも分からない、何も分からない状態。今回は挑戦と経験のためってことなのであまり気張ることもなくって感じでした。
会場はヤマハの教室のひとつで、到着すると待合室には既にたくさんの人が。
静かで緊張した感じの空気でした。が、一切構わずいつも通りの柊。同じグループのお友達も一緒だったのでリラックス、というかなんか楽しいイベントという感じでした。
試験は非公開で7~8人ごとに行われ、本人と保護者一名、そして先生のみが入れる形式。柊は最初のグループだったので早々に番号と名前が呼ばれて準備になりました。
試験会場になるレッスン室の前にこどもたちと保護者・先生が別々の列になって並びます。そして審査員の先生の到着待ち。
この辺から柊に緊張し始めた様子が見えました。普段あまり落ち着きがなくあちこちに興味津々な柊が静か(笑)案内や誘導をしてくださっている方が「音大の試験に似ている雰囲気ですね。緊張しちゃうよね。」等と皆に声をかけていました。
名前を呼ばれて順番に発表。椅子や足台は先生がセッティングしてくださるので私は見学のみ。柊の番になるとなんとなく私も緊張。今回は体験みたいなものと分かっていても柊なりに頑張ってきたんだし、悔いが残らないような演奏をしてほしいなと。
そんな私の心配をよそに柊はミスもなくいい演奏でした。ホッ。頑張った分の力は出せたかな。
そして同じグループ内に既に明らかに上手な子がいて、こういう子もいるんだなぁすごいなぁと。他の子供達の演奏を聴く機会は発表会くらいしかないので私にとっても貴重な体験でした。
会場を出るとすっかりいつも通りの柊。終わってみるとあっという間でした。
一次予選結果
2015.09.07投稿
そして今日、私のケータイに先生から結果の留守電が。
まあ柊なりに頑張ったし、来年は先に進めるといいね、なんて思いながら聞いていたら
との声が。聞き間違い?と思ったのですが、先生が続いて二次予選の日程や次も同じ曲を弾きましょう等と話す声が聞こえてくるので聞き間違いじゃないと分かりました(笑)
ビックリなことに一次予選を通過できたようです。
その日の夜、柊に伝えたら喜ぶと同時に「ちょっと行けるかと思ってた」という答えが…。いやいや、なんでそんなに前向き(というか自信がある)なのか💦
ネットでも結果が見られると聞いていたので一緒に確認。一次を通過したのは32人でした。
参加者数は分からないのですが、通過が32人と分かると柊がこんなことを言い始めました。
先生が一次予選は4会場で行われていると言っていたから27×4=108で100人ちょっとくらいが参加者なんじゃないかなぁ。
そういう発想をする辺りが本当に柊らしい💦じゃあ柊の予想が当たっていれば通過は約3割って感じなのかな、なんて話をしました。ぴったり8人ずつ呼ばれたかどうかは全く不明なので、全く当たっていない可能性も大いにありますが😅
2015.10.16追記後日店長さんと別件でお話しする機会があったときに聞いてみたところ、一次予選の通過率は45~50%くらいと教えていただきました。
なので柊の予想は残念ながら当たっているとは言えませんでしたが、予測の仕方は悪くないし何よりそんな発想をするところが本当に柊らしいなぁと思う出来事でした😁
講評
2015.09.19投稿
次のレッスン時に先生から審査員の先生方の講評を頂きました。
2人の先生、どちらからも拍の感じ方について(音価を守る、拍をまったりとる等)書かれていました。そして音はしっかりしている、立派、明るくはっきりしていた等と書かれていました。
技術的にはどう考えてもまだまだなので音が柊らしくてよかったのかなぁ。(ってうちは電子ピアノだけど…)基準は素人な私には分からないですが、選んでくださったのは私もとても嬉しいです🍀
また一か月近く、この課題曲とのご縁が続きますが…次こそ本当に挑戦。たくさん練習して力を出し切れるコンクールになってくれるといいな。
二次予選&結果
二次予選
2015.09.27投稿
今回の会場は一次とは別のセンターでした。夫や陽も一緒にセンターの入り口まで来てくれて、「柊ちゃん頑張れ~」と声をかけてくれました。
夫は前日には「パパはピアノのことは分からないけれど、一生懸命練習しているのは知っているから悔いが残らないような演奏をしてこれるといいね」と柊に話していました。(そして柊に悔いってどんな意味?と聞かれてどう説明すればいいか困っていました💦)
こちらのセンターに来るのは初めて。通路にぷっぷるちゃんと仲間たちが名前付きで並んでいて可愛かったです🍎
相変わらず会場についてもあまり緊張しない柊…かと思いましたが、着いた時点で少々大人しくなっていました(笑)いつものドラえもんの学習漫画(算数)を読んで呼ばれるまで待機。(これを読んでいると大人しいです😅)
ちょうど番号を呼ばれる頃に先生もいらして待合室へ。説明があったあと再び10分くらい待ち時間…なので再びドラえもん(笑)私は先生と少しお話をしている間に時間になりました。
一次予選と同じようにこどもたちが先に呼ばれて並び試験会場へ。その後保護者と先生が移動。先生と席に着くと柊が緊張気味な表情で座っていて、そしてサスペンダーで遊んでいました…。(全員が室内に入る頃にはやめて落ち着いたけど…)
いよいよスタートとなると私も緊張。
このときはとにかく柊が練習した成果が出せるかどうかばかり心配になっていました。もちろんもしこの予選を通過したら嬉しい(というかビックリすぎる)のだけど、今回は一次もチャレンジで受けて通過してビックリ。という感じなので思いがけずもらったこの機会を悔いを残さず、楽しく頑張ってほしいと願っていました。
名前を呼ばれて順に演奏。二次予選は一次よりグッとレベルが上がった感じでした。
音や演奏はもちろんですが、お辞儀の仕方や弾き始め弾き終わりまで全てが演奏の一部という感じの子も。小学校1年生か2年生だとは思えない、レッスン室だけど舞台に立っているかのような振る舞いでした。
柊はもちろんそんなことはなく、でも普通のお辞儀をちゃんとできていました。
演奏はミスはなかったです。
ただ音が擦れないよう気にしているのか普段よりpやppが大きく強弱のメリハリが少なかったです。テンポは早くなりすぎないように、という先生の注意を覚えていたようで一生懸命守ろうとしていました。色々注意されたことを思い出しながら守って弾こうとしている感じが伝わる演奏でした。(それが伝わるのがいいのか悪いのかは分かりませんが)
ピアノも初めて触るので弾き始めて感触が普段レッスンしているのと違う、と思ったのかも。pやppが大きめだったときにそんな印象も受けました。
全体的には力を出し切った、と言い切れるかは分からないけれど悔いは残らない演奏だったと思いました。
そんな中…柊の本番中少し気になったのが審査員の先生の講評書き。ちょうど横にいらっしゃったので視界に入ったのですが…柊より前の子たちは演奏が始まるとほぼ同時に書き始めていたのに、柊のときは中盤に入る頃に書き始めていました。
柊が弾き始めても先生の手が動かないのが視界に入る。柊なりにはいい感じなんだけど、先生から見たらどこから突っ込んでいいか分からないくらい酷いとかだったらどうしよう…とか考えたりしてしまいました。
そして本番後、終わって出てくると一言
やはり緊張していたようです(笑)先生からは
と声をかけてもらいました。そして
と先生が柊に聞いていました。柊は
と答えていました。
すぐにそれを聞いたってことは先生は何か気になることがあったのかな。
その後は先生と少しお話をして帰宅。昼間はたっぷり遊び、夕食はお疲れ様会をしました。
夕食の時に夫が柊に「試験ってどんな感じだったの?」と聞いていました。すると柊が「通過してるかも!」とまた一次の時と同じ展開。
いや…上手な子がたくさんいたじゃん、と私。柊は頑張って上手に弾けたとしても他の人も上手だったんならコンクールだからその先には行けないんだよ、と苦笑いの夫。
みんな上手だったとは思っているのに通過してるかもしれない!と譲らないのでなぜそんなに自信があるの?と聞いてみたところ…。
演奏が終わってお辞儀をした際に審査員の先生が紙に○を書いているのが見えた、と(笑)だからきっと○だから通過なんだよ!と柊。
それは講評の文章の最後につけた○なんじゃないの?と(○ではなく。)言っても「結構大きな丸だったよ」と柊。
頑張って練習して、自分でも納得がいく演奏ができてお辞儀をしたら先生が○って書いていた(ように見えた)から(パパやママは無理って言ってるけど)通過しているかも!と思っているようです。
まあはっきり点数化されるものではないので絶対にダメだったとは言いませんが…。そもそもそんな○とかつけて判定するものなのか?何かを書いているのが柊の角度から見てそう見えただけなんじゃ?と突っ込みたいのですが💦
夫は「その状況でよくそんなところに気がいくよねぇ」とよく分からない目ざとさに苦笑いをしていました。
ジュニア専門コースが始まって約5か月。
今月が一番練習をして、できない悔しさやなかなか上達しない苦しさも柊なりに経験していました。
色々な経験ができてコンクールを通して成長したなと思います。
結果が出るのは明後日。どっちにしても納得がいく演奏ができて本当によかったね。
二次予選結果
2015.09.29投稿
先生から連絡があり、柊は本選に進むことはできませんでした。
やっぱりといえばやっぱりなのですが、今朝起きて「今日はコンクールの発表だね!」と期待気味に言っていた柊を思うと複雑な心境でした。
柊には「先生から電話があって今回は残念だったって言ってたよ。次はJOCがあるからそれを頑張っていこうねって言ってたよ」と言ったら「…うん。」と答えてくれました。
その後悔しいとか残念だなどと言っていましたが、すぐに元気に学校の話をしたり遊んだりしていたのでもう気持ちが切り替わったのかと思っていたのですが…。
夕食後、寝る準備をしようとしていたら急に私のところにやってきて泣きそうな顔で「悔しい」と話し始めました。
話しているうちに大泣きしてしまいました。そして
とも。
親から見たらそもそも一次を通過してビックリで本選とかそういう次元ではないのですが…。本人にとってはとても悔しくて悲しかったようです。来年もきっとダメ、なんて言うからもう嫌になっちゃったのかなと思っていたら「いっぱい練習する、悔しいから頑張る」と泣きながら言っていました。
私からは
と話しました。
たくさん泣いた後に「練習する!」と思い立っていましたがすでにいつもの寝る時間をとっくに過ぎていて…翌朝練習しようね、ということになりました。
疲れたらしくベッドに横になったら「ママ頑張るね…」と言いながらすぐに眠りに落ちました。
明日の朝、張り切って練習するのか、いつも通りなのか、すっかり忘れて練習なんて言いださないのか、どうなるかは分かりませんが…楽しいことも苦しいことも経験できたコンクール。
また来年、頑張ろうね。
講評
2015.10.03投稿
今日のレッスンのときに先生から講評を頂きました。
一人目の先生からは褒めている点は、とてもよく勉強しています。
直した方がいい点は、緊張している様子なのでからだの力を抜きましょう。もっと楽しそうに弾きましょう。
二人目の先生からは褒めている点は、ひびきのある良い音で弾けました。
直した方がいい点は、メロディーと和音の違いを感じて立体的に弾けるともっとよいです。
といった内容でした。
内容的にも通過ラインにはかかっていないんじゃないかと思われますが💦
柊は確かに緊張していました。一次予選の時も緊張していましたが、程よい緊張に見えました。二次はさらに緊張していたので身体が硬かったのかもしれません。初めてのコンクール、って感じです🎹
二人目の先生からの立体的に、は自分も吹奏楽をやっていたときに何度も言われたなぁ…と懐かしく苦笑いでした。今の柊にはまだ難しい言葉かなぁ。たくさん練習してそういったことも考えながら表現できる力をつけていってくれるといいな。
来月には全店大会があります。一次予選の結果をもらったときに招待券ももらったので柊に「行く?」と聞いたら「行く!」というので一緒に聞きに行く予定です。
「全店大会に行く人がどれくらい上手なのか聴きたい」と言っていました。実際に聞いてみて、柊はどんな感想を持つのかな。親としてはちょっと楽しみです。
全店大会:本選 鑑賞
2015.11.08投稿
柊が参加したピアノコンクールの全店大会を聴きに行ってきました。
予選はレッスン室で行われたのでホールで聴くのはこれが初めてでした。コンクールということで聴いている方もなんとなく緊張。でも私には誰がどのくらい上手か等はわかりません。なのでみんな上手ですごいなぁと思いながら聴いていました。
柊は前半A~C部門辺りまでは一生懸命聞いていましたが、後半になって曲が長くなってくると飽きてきたようで途中で本を読み始めました…。が、結果発表になると急に元気になり(笑)自分と同じ一年生のしかも男の子が優秀賞を受賞するのを見てビックリしていました。
帰り道も話すのはその子のことばかり。同じ歳で自分よりずっと上手な子がいる、ということを目の当たりにして興奮していました。
すごいなぁと思う気持ち、悔しいと思う気持ち、頑張ろうという気持ち、初めてのコンクールで柊は色々な気持ちを学んだようです。
たくさんの経験ができて親としてもよかったです。